江戸切子について

江戸切子について

江戸切子について

江戸切子について

 

江戸切子協同組合が商標登録している。江戸切子というブランドです。 つまり、あまり知られていないのですが、切子と言うのはカットグラスの和名で世の中には沢山、切子と言う硝子製品が存在しています その中でも江戸で作られている切子だから、江戸切子です ただ、間違いやすいのですが、江戸(東京)で作られている切子がすべて江戸切子ではありません。 江戸切子と名乗れるのは、江戸切子協同組合の組合員である職人。 もしくは事業所所属の職人さんが製作した物しか 江戸切子とは呼べません。

※画像提供:藤巻百貨店

江戸切子の特徴 3つ

 

①ガラスである事

大前提として、素材が硝子である事です プラスチックや金属でつくられた物は江戸切子と呼べません。逆を言えば硝子であれば良いので 板ガラスや、硝子の塊であっても、江戸切子協同組合の職人さんが 切子加工した物は江戸切子になります。

※画像提供:藤巻百貨店

 

 

②手作業である事

伝統工芸品ですので、主な作業が手作業である事と定められています 手作業の中でも珍しいのは、多くの加工は自身が道具を持って 素材に加工を施して行きます、江戸切子は固定された道具に加工する品物をあてて加工していくので、慣れないととても難しい加工技法になります。

※画像提供:藤巻百貨店

 

③主に回転道具を使用する

江戸切子の加工は主に回転道具で加工されます。意外としられていないのですが、彫刻刀のような物で削っていると思われている方も多いですが、グラインダーのような固定された回転道具で加工されます。その回転道具の大きさや角度を様々な物に付け替えて 多彩な切子(カット)が加工されて行きます。

※画像提供:藤巻百貨店

江戸切子ができるまで

 

江戸切子は加工する素材があって初めて可能になります 割出→粗摺り→石掛→磨き→バフ掛け

①割出 専門の硝子工場で作られた色被せ(いろぎせ)硝子に目印の線を引き
②最初は目の粗いダイヤモンドホイールで一気に削ります
③そのあと、徐々に細かいダイヤモンドホイールで整えて行きます 細かい紋様など様々な紋様に合わせて道具を変え削っていきます
④切子加工が終わると次は磨きの作業になります大きく分けて二つの技法があります 
技法① 専用の研磨素材に研磨剤をつけながら切子職人がカット面を丁寧に擦り磨き上げます
技法② 薬品で加工面を溶かして艶を出す酸磨きと技法があり、専門の職人さんに依頼をします
⑤バフ掛け 研磨して透明になった所をさらに艶を出すために超極細の研磨材と柔らかい布で磨き上げます

※画像提供:藤巻百貨店

江戸切子の色について

 

代表的な色は赤と瑠璃

一般的に広くしられているのは、赤と青(瑠璃と呼ばれます) その他にも、金赤(ピンク)グリーン。ブルー。紫。白、黒など沢山あります。最近では職人さんが素材の色も工夫をして、一つの硝子に何色もいれたり 素材そのものをオーダーして多種多様な色の江戸切子が存在します。

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